”無償で提供するものだからこそのお客様への心づかい”

食事中のお茶、また、食後のお茶など、無償で提供されるものだからこそ、気を使いたい。

そこで、昔から言われてきたことがあります。

こういうお話をすると、「お米は○○産のブランド米をうちは使っているから」というお話はよく出てきますが、「お客様へ出すお茶は○○産のお茶をうちは使用しているから」というお話はあまり聞きません。

お米も去ることながら、2011年3月11日の事故以降、放射性物質の問題は農薬や化学肥料など以上に深刻な社会問題となっております。

当茶園で生育されるお茶は、無化学農薬・無化学肥料栽培を徹底して栽培されておりますが、JAS認定だけでなく、放射性物質の検出調査、残留農薬検査を定期的に実施し、安全なお茶の提供に努めております。

「JAS認定受けている九州産だから安全」ではありません。あくまで生産者としてそして流通業者としての責務上、自らがしっかりと検査実施行うことが大切だと考えております。

特に、お茶業界も、他の食品業界と同様、国内トレーサビリティ(流通経路を特定させること)がホワイトかと言われるとそうではありません。

そこには、様々な業界特有の流通方法が存在し、また様々な利権も絡み合っているため、消費者を考えての流通とは言い難い面も少なくありません。